PINE64に最近Ubuntu Linuxが導入できることを知りました。
新しい技術を積極的なディストリビューションですから、この際インストールしてみようと思います。
導入後は、DockerやOpenVPN環境として、IoTモジュールでは比較的高性能なPINE64を活用していこうと思っています。
※最近Macに乗り換えたこともあり、いくつかWindows環境でない画像もあります。
適宜Windowsでも活用できるようにツールなどを案内していきます。
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UbuntuLinuxのイメージをダウンロード
以下のURLからダウンロードできます。
ダウンロードしたら、PCに保存しておきます。
SDカードに書き込む
さて、ダウンロードしたイメージをSDカードに書き込みします。
書き込む先のSDカードは最低でも8GBの容量が必要です。
PCにSDカードを接続します。
これからイメージを書き込むのための準備を行います。
Windowsを使用している方は、ツールWin32DiskImageをダウンロードします。
Macを使用している方は、macOS Sierraに標準で同梱されているコマンドを使用します。
Win32DiskImageを使用して行う場合は、SDカードをパソコンに接続して、ツールを実行してください。
やり方は、DebianLinuxをPINE64にインストールした時の内容を参考にダウンロードしたイメージファイルとインストール先のSDカードを指定してください。
Macユーザの方は、標準で書き込み用コマンドがありますので、それを使います。
書き込み対象のSDカードは一旦アンマウントする必要があります。
(diskNには、書き込み対象のSDカードを指定してください。SDカードがどの番号かは、ディスクユーティリティで確認することができます。)
#diskutil umount /dev/diskN
さて、SDカードに書き込みを行います。書き込みに使用するコマンドは、ddコマンドです。一度実行してしまうと元に戻せない処理です。
使用するSDカードの中身は全て削除されてしまいますので、必要な内容がないか、チェックしてから実行してください。
引数であるifには、ダウンロードしたubuntuLinuxのイメージファイルを指定します。
またofには、SDカードを指定します。ディスク名の先頭にrをつけると高速に書き込みを行うことができます。
また、imは、一度に扱うデータの容量ですが、1mを設定してます。これによってddコマンドのアクセス速度が上がります。
#dd if=xubuntu-xenial-mate-20161215-longsleep-pine64-8GB.img of=/dev/rdiskN bs=10m
Ctrl+Tで現在状態を出力します。
3408+0 records in
3407+0 records out
3572498432 bytes transferred in 216.457579 secs (16504381 bytes/sec)
Starting Ubuntu Linux on PINE64
書き込みが完了したら、実際にPINE64を起動させてみましょう。
SDカード、ACアダプタ、HDMI端子を接続してACアダプタをコンセントに接続してください。しばらくすると立ち上がると思います。
ユーザー名、パスワードは、両方ともubuntuになります。
起動できましたか?
ディフォルトでは、画面の解像度は、1920x1080(HD)に設定されています。
SDカードの容量にイメージを合わせる
現在書き込まれているイメージが8GBになっているため、SDカードがどれだけ容量が大きくても8GBしか活用されていません。
そこで、SDカードの容量に合わせてルートパーティションの大きさを変更しようと思います。
※8GBのSDカードをお持ちの方は、この章で実施する作業はありません。
#resize_rootfs.sh
自動的にfdiskなどを実行し、SDカードの最大サイズに設定が変更されます。
DebianLinuxでは、正常に動作しませんでしたが、UbuntuLinuxでは、正常に動作しました。
アップデートする。
ダウンロードしたイメージファイルがいくら最新でもセキュリティアップデートが必要な可能性があります。そこで、パッケージをアップグレードし、最新にします。
#apt-get update
#apt-get upgrade
以上で、UbuntuLinuxを使えるようになったはずです。